うーん、なんぼほど美味しいのでしょう!!

寒の水は腐らないとの言い伝えがありますが、
ほんとに美味しい水が我が家の蛇口から出ます。
山の簡易水道のタンクから流れてくる谷水です。
この美味しい水は、春には田植えに使います。
夏にも秋にも米づくりには欠くことのできない大事な命の水です。

今日は美味しいご飯の炊き方をお伝えしましょう。
もちろん、米は我が作の「天空のほほえみ」コシヒカリです。
昨晩のご飯、ほんとに美味しくて感動したのです。
この感動の出来栄え、そう何度もなくて、偶然にしては秀作です。
最初は昨年に奈良の地元のテレビ局「奈良テレビ」の
取材があった時もこの味が出たのです。そして昨日のことです。
娘夫婦とその子ども達、4人の里帰りで張り切ってたくさんのご飯を炊きました。
いつもは3合か4合。昨日は7合炊きました。
炊飯器の能力と、心を込めた洗い方、そして美味しい水、
できあがった白米の美味しいこと、もうほんとに感動でした。

美味しいご飯の炊き方です。

① 洗米は米を容器に入れても水をためて洗うのは、だめです。
ざるに入れてシャワーのように掛け流しで米を洗います。
これは大阪の米マイスターから教わったことで、
水をためて洗うと水の中に溶けた糠が米に吸い込まれて
せっかくきれいに精米できたのに糠の味が米に付いてしまいます。
何度かこれを繰り返します。

② ご飯を炊く時に使う水はミネラルウォーターが一番です。
我が家では寒の水で山の水を使っていますが、
どのご家庭でもと言うわけにはいきません。
どこどこの水とかミネラルウォーターとボトルに書かれた
ミネラルたっぷりの水を使うとひと味もふた味も違った
炊きあがりになります。

③ そのあと3時間は水に漬けたままにして
冷たい水で炊飯のタイマーを待ちます。
もっとこだわるなら一晩水を張ったまま冷蔵庫で
じっくり待つのがもっと良いと教わりました。
米の中に水分がしみこむには長い時間がかかるのです。


白米は新米の時が一番水分が少なく(水分は14.5%)、
その後空気中の水蒸気を吸って徐々に水分が増えていきます。
冬は湿度が低くて外気温も低いので、
水分の増えることは多くはありませんが気温が上がると共に湿度も上がって、
じんわり玄米に影響を及ぼします。
私の倉庫では低温冷蔵庫で摂氏13度にして
湿度も高くならないようにして保存しています。


昨晩のご飯、もうほんとに美味しくて
こんなに美味しいご飯、米を買っていただいている
御愛顧いただいている皆様に、これぞ我が作の味ですよと
一軒一軒に電話したくなりました。

寒の水、寒の白米、多めに炊いたご飯、踊り炊きの炊飯器の力、
幾つも条件が重なってほんとに美味しいご飯ができあがりました。

どうぞ皆様、「天空のほほえみ」を
一度最も美味しい方法で炊いてご賞味ください。
我が家では今夜も、美味しくいただきます。